私が実際に保有している国内高配当株をランキング順に整理してみましたので紹介します。今回は現在の株価が割安かどうかは考慮せず、株価が下がったら是非追加購入したいと思う順に独断と偏見で並べてみました。
ランキングで重視した点
今回のランキングをつける際に重視した項目について下記に纏めました。
- 配当実績 :過去10年の実績、過去5年の上昇率
- EPS成長性 :過去10年の実績、過去5年の上昇率
- 配当性向 :配当余力の目安
- 自己資本比率:配当余力の目安
- セクター :安定性、成長性
国内高配当株ランキング(保有株)
私が2022年3月現在保有している国内高配当株のランキングは下表になります。
順位 | 銘柄 (コード) | セクター | 配当実績 直近値 (平均値) 上昇率/年 | EPS 直近値 (平均値) 上昇率/年 | 自己資本 比率 [%] |
---|---|---|---|---|---|
1 | KDDI (9433) | 通信 | 120 (74.2) +7.1% | 284.2 (194.3) +5.1% | 45.2 |
2 | 三井住友 フィナンシャルグループ (8070) | 銀行 | 190 (151.0) +4.8% | 374.3 (500.7) -6.2% | 4.9 |
3 | 日本電信電話 (9432) | 通信 | 105 (64.3) +11.8% | 248.2 (172.8) +4.9% | 32.9 |
4 | 積水ハウス (1928) | 建設 | 84 (58.0) +5.6% | 181.2 (142.3) +0.6% | 52.6 |
5 | 三菱UFJ フィナンシャル・グループ (8306) | 銀行 | 25 (18.6) +6.8% | 60.5 (65.2) -2.4% | 16.3 |
6 | 東京海上ホールディングス (8766) | 保険 | 235 (139.0) +10.9% | 232.1 (280.8) -8.6% | 14.2 |
7 | 伊藤忠商事 (8001) | 総合商社 | 88 (60.7) +9.9% | 269.8 (226.1) +3.8% | 29.7 |
8 | 三菱商事 (8058) | 総合商社 | 134 (88.9) +10.9% | 116.9 (231.0) -15.9% | 30.1 |
9 | フジミインコーポレーテッド (5384) | ガラス | 115 (58.0) +16.8% | 226.8 (118.8) +10.8% | 85.3 |
10 | 武田薬品工業 (4502) | 医療 | 180 (180) +0.0% | 240.7 (119.4) +10.3% | 40.1 |
11 | 住友倉庫 (9303) | 倉庫 | 48 (31.8) +9.1% | 101.7 (83.9) +3.1% | 54.2 |
12 | 三井物産 (8031) | 総合商社 | 85 (65.5) +9.1% | 199.3 (178.9) +3.1% | 36.5 |
13 | オリックス (8591) | リース | 78 (47.5) +8.3% | 155.5 (179.0) -5.7% | 22.3 |
14 | 日東富士製粉 (2003) | 食料品 | 116 (68.2) +15.1% | 386.2 (219.2) +15.4% | 75.6 |
15 | イノテック (9880) | 電子機器 | 50 (24.5) +27.2% | 120.7 (55.5) +21.3% | 53.3 |
16 | 東京産業 (8070) | 商社 | 26 (16.1) +11.6% | 68.9 (50.2) +10.1% | 37.1 |
17 | バルカー (7995) | 化学 | 95 (70.5) +4.8% | 175.2 (133.9) +5.7% | 67.7 |
18 | 三菱HCキャピタル (8593) | リース | 25.5 (14.7) +14.4% | 62.1 (58.2) +0.8% | 13.4 |
19 | ジャックス (8584) | その他金融 | 105 (75.0) +7.0% | 340.7 (242.1) +6.1% | 3.8 |
20 | CDS (2169) | サービス | 56 (42.3) +7.0% | 121.4 (98.8) +4.3% | 75.3 |
21 | 日本エスコン (8892) | 不動産 | 38 (18.9) +16.1% | 67.5 (66.3) -3.8% | 24.8 |
22 | アルインコ (5933) | 金属製品 | 38 (33.7) +1.1% | 85.3 (95.5) +1.5% | 49.8 |
23 | 日本特殊陶業 (5334) | ガラス | 60 (45.2) +7.4% | 188.6 (154.3) +9.6% | 58.2 |
24 | ジェイエイシー リクルートメント (2124) | サービス | 73 (42.3) +7.9% | 96.0 (64.6) +1.1% | 70.6 |
25 | CAC Holdings (4725) | サービス | 60 (41.2) +10.8% | 146.7 (81.1) +19.7% | 65.1 |
26 | イチカワ (3513) | 繊維 | 60 (50.5) +0.0% | 80.7 (87.7) +10.3% | 73.1 |
27 | 三菱ケミカル ホールディングス (4188) | 化学 | 24 (21) +3.7% | -5.3 (54.0) -154.9% | 23.4 |
28 | FPG (7148) | その他金融 | 18.5 (25.3) -16.6% | 34.5 (57.0) -20.2% | 31.8 |
29 | JT (2914) | 食料品 | 140 (120.4) +0.0% | 190.8 (203.4) -2.7% | 48.7 |
30 | ENEOS ホールディングス (5020) | 石油 | 22 (18) +6.6% | 35.5 (19.3) -10.1% | 28.9 |
31 | キヤノン (7751) | 電子機器 | 100 (137.0) -9.0% | 205.4 (179.6) -1.6% | 60.5 |
32 | 商船三井 (9104) | 海運 | 150 (52) +49.6% | 753.0 (-139.1) +76.5% | 27.6 |
33 | 新明和工業 (7224) | 輸送用機器 | 38 (26.7) +22.1% | 83.5 (82.2) -2.2% | 41.5 |
34 | 双日 (2768) | 総合商社 | 50 (43.5) +4.6% | 112.5 (146.6) -7.1% | 26.9 |
35 | 住友化学 (4005) | 化学 | 15 (13.7) +1.4% | 28.2 (32.5) -9.7% | 25.5 |
36 | アーバネット コーポレーション (3242) | 不動産 | 17 (14.6) -4.1% | 40.9 (42.7) -7.0% | 34.2 |
37 | 大研医器 (7775) | 医療 | 20 (17.0) -4.4% | 23.5 (29.9) -10.8% | 57.5 |
配当実績 直近値:2021年の年間一株配当
配当実績 平均値:直近10年間(2012年~2021年)の年間一株配当の平均値
配当実績 上昇率/年:直近5年間(2017年~2021年)の年間一株配当の1年あたりの上昇率
EPS 直近値:2021年の一株利益
EPS 平均値:直近10年間(2012年~2021年)の一株利益の平均値
EPS 上昇率/年:直近5年間(2017年~2021年)の一株利益の1年あたりの上昇率
表には2021年の一株配当、EPS(一株利益)、自己資本比率、直近10年間の一株配当、EPSの平均値、直近5年間の一株配当、EPSの年あたりの上昇率を載せました。コロナの影響で2020年の業績が良くない企業が多いため、平均値、上昇率が若干悪く出ていますが、ある程度の傾向は読み取れると思います。自己資本比率に関しては銀行、金融、保険等はあまり気にしなくても良いかもしれませんが、今後安定して配当を出す余力があるかどうかの目安にしています。配当性向についてはスペースの都合で表に載せていません。「配当性向=一株配当/EPS」ですので気になる方は計算してみてください。
今回のランキングは個人的な好み(安定性>成長性)が色濃く反映されています。その為、上位に通信、銀行セクターの企業が並び、安定性の低い海運、石油セクターは評価低めになっています。
今回は株価や配当利回りを考慮せずにランキングをつけましたが、実際にはランキング上位は株価が高くなり配当利回りも低くなっている銘柄が多いです。現時点の配当利回りは低くても今後の増配に期待して購入するのもアリだと思いますが、個人的には企業業績の悪化以外のなんらかの外部要因にて株価が下がるのを待って購入するのが良いかなと思っています。私の判断基準としては、銘柄にもよりますが概ね5年後に配当利回りが5%程度になることが期待できる株価を目安としています。例えば配当の上昇率が10%/年の銘柄の場合、5%/(1.10^5)=3.1%になるので、配当利回りが3.1%以上になる株価で購入するといった感じです。とはいえ、思った通りの株価で購入することはなかなか難しいです。実際には購入したい銘柄の株価が目標株価まで下がっても、もう少し下がるかもと待っている内に上昇してしまって買いそびれることもしばしばだったりします(笑)。
まとめ
今回は私の保有している国内の高配当株を株価が下がったら追加購入したい順にランキング形式で紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。表だけで少々見づらかったかもしれませんし、ここに掲載した以外にも良い銘柄はたくさんあると思いますが、国内の高配当株の購入を検討しているけど何を買ったらいいか分からないといった方に少しでも参考になればいいなと思います。ただし、判断はくれぐれも慎重に、自己責任でお願いします。
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